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家探しと賃貸契約

イギリスの家探しは、スピード勝負。一方で、前払いをねらった詐欺も多い分野です。2026年5月1日からイングランドでは賃貸のルールが大きく変わったので、新しいルールを知っておきましょう。

目安 2〜4週目前払い家賃 最大1か月分デポジット 最大5週間分
POINT
  • 内見前にお金を払わない。家賃の前払いは契約書に署名してから(2026年5月から、契約前の家賃の受け取りは禁止)
  • 仮押さえのお金(ホールディング・デポジット)は家賃1週間分まで、デポジットは5週間分まで(年間家賃5万ポンド未満)
  • デポジットは大家さんが政府認定の制度で保護する決まり
  • 部屋を借りる(シェア):SpareRoom などの部屋探しサイト、日本人向けの掲示板
  • 家・フラットを借りる:Rightmove、Zoopla などの物件サイト、地域の不動産屋(Letting agent)
  • 着いてすぐは、短期の部屋(数週間〜)に住みながら、内見して決める人が多いです
🔎 おすすめ:知らない地域は「犯罪マップ」で下調べ

警察の公式サイト Police.uk の「Your area」で郵便番号や地名を入れると、その地域で警察に届けられた事件の件数や種類を、地図と月ごとの数字で見られます。担当の警察チームもわかります。土地勘のない地域で部屋を探すときの下調べに便利です。

  • 地図の位置はおおよそで、駅前や繁華街は人が多いぶん件数が多めに出ます。昼と夜の雰囲気も、できれば自分の目で確かめましょう
  • イングランド・ウェールズ・北アイルランドが対象です。スコットランドは Police Scotland のサイトで調べます

契約までの流れ(イングランド)

  1. 内見(Viewing)する

    できるだけ実際に見に行きます。行けないときは、ビデオ通話で中を見せてもらいます。

  2. 申し込み・仮押さえ

    仮押さえのお金(Holding deposit)は家賃1週間分までです。原則として15日以内に契約するかどうかが決まり、契約しない場合は返金されます(借りる側の都合で辞退した場合などを除く)。

  3. 審査(Referencing)と Right to rent の確認

    収入の確認や、前の大家さんへの問い合わせなどがあります。イングランドでは、借りる人の在留資格の確認(Right to rent)が必要で、eVisa のシェアコードを提示します。

  4. 契約書に署名してから支払う

    前払いの家賃は最大1か月分で、契約書に署名したあとに払います。デポジット(敷金)は、年間家賃5万ポンド未満なら5週間分までです。

  5. 入居

    入居の日に部屋の状態を写真に残し、メーターの数字を記録します(光熱費の手続きに使います)。

2026年5月からの主なルール(イングランド)

項目内容
契約の形期間の決まった契約ではなく、毎月続いていく契約(Periodic tenancy)が基本になる
出て行くとき借りる側は、2か月前に書面で知らせれば解約できる
大家さんからの退去理由のない退去要求(Section 21)は廃止。法律で決まった理由が必要
家賃の値上げ年1回まで。決められた手続きが必要
ペット借りる人はペットを飼いたいと申し出ることができ、大家さんは正当な理由なく断れない
⚠️ 詐欺のサイン
  • 「海外にいるので内見できない。先にお金を送って」
  • 相場よりずっと安い・写真がきれいすぎる
  • 銀行振込ではなく、送金サービスやギフトカードでの支払いを求められる

少しでもあやしいと思ったら、お金を払う前に立ち止まりましょう。

💡 デポジットの保護

大家さんは、受け取ったデポジットを政府認定の保護制度(Deposit protection scheme)に預け、どの制度かを借りる人に知らせる決まりです。退去時にトラブルになったら、その制度の無料の紛争解決サービスを使えます。

リンク先は 2026年10月28日 に確認しました。

※ ここに書いたルールはイングランドのものです。スコットランド・ウェールズ・北アイルランドは賃貸の法律が違います。

この情報について このサイトの内容は、イギリスで暮らし始める人向けの一般的な情報です(2026年10月時点、公式ページで確認)。制度や金額は変わることがあるので、手続きの前に必ず公式ページを確認してください。ビザ(在留資格)について個別の相談が必要なときは、OISC(移民アドバイザーの監督機関)に登録された専門家や弁護士(Solicitor)に相談してください。