- スキルを確かめるための短いテストなら、無給でも違法とは限らない
- お店の実際の営業を手伝ったり、何時間も・何日も続いたりする場合は、最低賃金を払う必要がある可能性が高い
- 始める前に「有給ですか?何時間ですか?」と確認し、記録を残しておく
無給のトライアルは違法?
GOV.UK の最低賃金のガイダンスでは、採用のために、仕事に必要な力があるかを確かめる目的で、無給で作業をしてもらうこともありうるとしています。ただし、実際には「働いている」と判断されれば、最低賃金を払わなければなりません。どちらに当たるかは、次のような点から判断されます。
| 無給でも認められやすい | 最低賃金が必要になりやすい |
|---|---|
| 短い時間で、スキルを見るためのテスト(例:コーヒーを数杯いれてみる、料理を一品作ってみる) | 1シフト丸ごと、または何日も続く |
| 練習用の環境での作業 | お客さんに料理や飲み物を出すなど、お店の売り上げに役立つ仕事をしている |
| スタッフが付いて、様子を見ている | 人手が足りない時間帯の穴うめとして、ひとりで働いている |
| — | トライアルを次々に行って、人件費を浮かせている |
ガイダンスでは、トライアルが長く続くほど、最低賃金を払う必要がある可能性が高くなるとされています。
最低賃金(2026年4月から)
| 年齢 | 時給 |
|---|---|
| 21歳以上(National Living Wage) | £12.71 |
| 18〜20歳 | £10.85 |
| 18歳未満・見習い(Apprentice) | £8.00 |
※ 最低賃金は毎年4月に変わります。2027年4月からは、21歳以上で £13.21 になる予定です。試用期間中(probation)でも、最低賃金は払われなければなりません。
トライアルの前に確認すること
- 条件をはっきり聞く
「有給ですか?(Is the trial shift paid?)」「何時間ですか?」「どんな仕事をしますか?」と、事前に聞いておきます。できればメッセージやメールで残しておきましょう。
- 働ける資格を確認してもらう
お店は、働き始める前にあなたが働ける資格(Right to work)を確かめる必要があります。eVisa のシェアコードを用意しておきましょう。
- 当日の記録を残す
始めた時間と終わった時間、した仕事の内容、対応してくれた担当者の名前をメモしておきます。
イギリスでは、お客さんが払ったチップやサービス料は、お店が差し引かずに、働く人に全額を公平に分ける必要があります(2024年10月から法律で義務化)。分け方のルールを、お店に聞いてみましょう。
払ってもらえないときは
- まずはお店に、働いた日と時間を書いて、メールなどで支払いをお願いします
- それでも払われないときや、どうすればよいかわからないときは、Acas(0300 123 1100、無料・通訳あり)に相談できます
- 最低賃金より安いときは、GOV.UK の窓口から HMRC に申し立てることができます
くわしい相談先は、「困ったときの無料相談先」のページにまとめています。
公式ページ
リンク先は 2026年10月30日 に確認しました。
※ 個別のケースは Acas などに相談してください。