日本の履歴書とのちがい
イギリスのCVは「決まった用紙に埋める書類」ではなく、この仕事に合う理由を伝える、自分で作る資料です。採用担当が1枚目の上半分を見る時間は、数十秒と言われます。いちばん伝えたいことを、いちばん上に置きます。
- 顔写真を貼る
- 生年月日・年齢・性別・家族構成を書く
- 学歴から古い順に並べる
- 「〇〇株式会社 入社」とだけ書く
- 写真は貼らない
- 年齢や家族のことは書かない
- 職歴を新しい順に並べる
- 何をして、どんな成果を出したかを書く
イギリスでは平等法(Equality Act 2010)で、年齢・性別・人種などによる採用の差別が禁じられています。そのため、採用担当の判断がかたよらないよう、こうした情報はCVに書かないのが普通です。写真があると、かえって「イギリスの書き方を知らない」と見られることもあります。
入れる項目と順番
A4で1〜2枚にまとめます。アルバイトなら1枚、職歴が長いオフィスの仕事なら2枚が目安です。
Right to work: Youth Mobility Scheme visa (valid until Sept 2027) ② 働ける資格
Friendly and reliable hospitality professional with three years’ experience in busy cafés in Tokyo. Fluent in Japanese, conversational English (IELTS 6.5). Looking for a barista role in London where I can bring calm, fast service.
- Served up to 300 customers a day during peak hours, keeping queue times under 5 minutes
- Trained 6 new staff on espresso preparation and till operation
Languages: Japanese (native), English (conversational) · Food Hygiene Level 2 · Latte art · Square POS
- 名前と連絡先:名前(ローマ字)、住んでいるエリア(番地までは不要)、イギリスの電話番号、メール。LinkedIn があれば入れます。
- 働ける資格(Right to work):ビザの種類と期限を1行で。採用担当が最初に気にする点なので、上に書くと安心されます。
- Profile(自己紹介):3〜4行で「何の経験がある人で、何をしたいか」。応募先ごとに書きかえます。
- Experience(職歴):新しい順に、職種・会社名・場所・期間。その下に箇条書きで2〜4個、やったことと成果を書きます。
- Education(学歴):最終学歴から。高校は書かなくて大丈夫です。
- Skills(スキル):言語、資格、使えるソフトなど。
職歴は「動詞+数字」で書く
箇条書きは、過去形の動詞から始めて、できれば数字を入れます。「担当していた」より「何をして、どうなったか」が伝わります。
(接客を担当していた)
(1日最大300人に接客し、待ち時間を5分以内に保った)
よく使う動詞:Managed(管理した)/ Trained(教えた)/ Improved(改善した)/ Reduced(減らした)/ Organised(企画した)/ Handled(対応した)/ Translated(翻訳した)/ Achieved(達成した)
書かなくていいこと・書いてはいけないこと
- 写真、生年月日、年齢、性別、国籍、家族構成、健康状態
- 給与の希望(聞かれたら面接で)
- 「References available on request(推薦者は求めに応じて)」— 今は書かないのが普通です
- 日本の住所や電話番号(イギリスで連絡が取れる番号に)
- 趣味の羅列(仕事に関係があるものだけ、1行で)
半年以上あいている期間(ワーホリの準備、旅行、介護など)は、1行で理由を書いておくと安心です。例:Career break – travelled and studied English in Australia (2024)